緊急人道支援学会賞とは
緊急人道支援学会は、緊急人道支援に関する研究および実践の発展を促進し、その成果を広く社会に発信することを目的として、学会賞(内海成治賞)および奨励賞を設けています。
本賞は、緊急人道支援分野において学術的または実践的に優れた成果を挙げた研究者・実務家を顕彰するとともに、次世代を担う若手研究者・実務家の研究および活動を奨励することを目的としています。
とりわけ学会賞(内海成治賞)は、本学会の創設に尽力した初代会長・内海成治氏の功績を記念して設けられた賞であり、緊急人道支援分野の発展に顕著な貢献を果たした研究および実践に対して授与されます。


緊急人道支援学会初代会長
内海 成治(うつみ せいじ)
内海成治氏について
内海成治氏は、国際教育協力および国際緊急人道支援研究の分野において研究と実践の双方から大きな貢献を果たし、緊急人道支援学会の創設に尽力した初代会長です。緊急人道支援を「人間の尊厳の表現」と捉え、教育支援や国際協力の現場経験を基盤に、人道支援の研究と実践を結びつける学際的研究を推進しました。
朝日麦酒株式会社研究員、財団法人基督教視聴覚センターを経て、1981年以降、国際協力事業団(現・JICA)の国際協力専門家としてマレーシアなどで国際教育協力に携わりました。その後、大阪大学人間科学研究科教授(ボランティア人間科学講座)として教育・研究に従事し、文部省学術国際局国際協力調査官を併任しました。
2002年からはアフガニスタンに赴任し、教育大臣アドバイザー(JICA専門家)として教育省および高等教育省の能力強化や女子教育支援など、戦後復興期の教育政策の形成に貢献しました。帰国後は、紛争後社会や災害後社会における教育・復興支援の研究を、アフガニスタン、ウガンダ、南スーダン、東ティモールなどで展開しました。
また、国際ボランティア学会の設立(1999年)に尽力するなど、新しい研究領域の形成にも貢献しました。研究活動では学生とともにフィールドワークを行うなど、次世代の研究者や実務家の育成にも力を注ぎ、多くの人材を国際協力分野に送り出しました。
学歴
東京都立小山台高等学校卒業。京都大学農学部(実験遺伝学)および教育学部(教育原理学)卒業。博士(人間科学)。
主な著書
『国際教育協力論』世界思想社,2001年
『アフガニスタン戦後復興支援力』(編著)昭和堂,2004年
『国際緊急人道支援』(編著)ナカニシヤ出版,2008年
『新版 国際協力論を学ぶ人のために』(編著)世界思想社,2016年
『緊急人道支援の世紀―紛争・災害・危機への新たな対応』(編著)ナカニシヤ,2022年
など
賞の種類
学会賞(内海成治賞)
研究賞
緊急人道支援分野における卓越した研究であり、学術的に重要な貢献が認められる著作・論文を対象とします。
実践賞
緊急人道支援分野における卓越した実践であり、当該分野への顕著な貢献が認められる活動を対象とします(著作・報告書を含む)。
奨励賞
緊急人道支援分野における卓越した研究であり、学術的に重要な貢献が認められる著作・論文を対象とします。
募集
第1回(2025年度)の募集は終了しました。
第2回の募集要項および応募期間については、決定次第、本ページに掲載します。
参考として、第1回募集時の要項の概要を以下に示します。
応募資格
学会賞(内海成治賞)
応募時点で主たる応募者(または共同研究の場合は主たる執筆者)が本学会会員であること。
奨励賞
会員資格は問いません。
※上記に該当しない場合でも、特に必要と認められる場合には、選考委員会の判断により例外を認めることがあります。
審査対象
緊急人道支援に関わる諸課題に関する研究成果または実践報告を対象とします。
対象となる成果物は以下の通りです。
- 研究賞:著作・論文
- 実践賞:著作・論文および報告書
- 奨励賞:著作・論文または報告書
- 使用言語は 日本語または英語 とします。
応募方法
応募は 自薦・他薦を問いません。
所定の応募期間内に、応募フォームより以下の書類・情報を提出してください。
- 応募作品(著作または報告書)の電子データ(PDF形式)アップロード
- 応募者情報(氏名、所属、連絡先など)
- 応募理由書(推薦の場合は推薦理由書)フォーム入力(1200字以内)


