第1回(2025年度) 緊急人道支援学会賞選考委員会は2026年2月12日に選考委員会を開催し、慎重な審議の結果、以下の通り受賞者を決定しました。
学会賞(内海成治賞)
研究賞 該当なし
実践賞
ピースウィンズ・ジャパン ケニア事業
千葉 暁子 氏
長期化する難民危機の中で、給水・衛生(WASH)、生計向上、住宅整備、月経衛生管理、廃棄物リサイクルなど分野横断的な支援を継続し、難民およびホストコミュニティ双方の尊厳ある生活の向上に貢献した実践が評価されました。また、国際機関や自治体、民間企業等との連携を通じて支援の質と継続性を確保し、人道支援の新たな実践モデルを示した点も高く評価されました。
岡山大学 原田 奈穂子 氏
CHS評価を用いた災害医療支援の質的向上と継続的改善を目指した
能登半島地震・奥能登豪雨災害支援プロジェクト
能登半島地震および奥能登豪雨災害における医療支援に、国際基準であるCHS(Core Humanitarian Standard)評価を導入し、支援活動の質的向上と継続的改善を体系的に実践した点が評価されました。説明責任や住民参加といった人道支援の国際基準を国内災害支援の現場に適用し、人道医療の質保証の新たなモデルを示した実践として高く評価されました。
奨励賞
横浜国立大学大学院博士後期課程
八郷 真理愛 氏
人道危機は防げるのか
― 人々の「心」を現場とした活動における考察 ―
人道危機を「いかに予防し得るのか」という視点から人道支援の前提を問い直す意欲的な研究であり、若手研究者として今後の研究の発展と人道支援分野へのさらなる貢献が期待される点が評価されました。
2026年2月19日
緊急人道支援学会 賞選考委員会
