原田奈穂子会員(岡山大学)から配信依頼がありましたので、以下お知らせいたします。
お問い合わせは直接担当者にご連絡ください。
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災害時に子どもたちは様々な危機にさらされます。安全な飲み水や食料、安心して眠れる場所の不足、心理的ストレス、学校に通えないなどの問題に直面します。その結果、子どもたちは心身ともに不安定になり、暴力や虐待、児童労働などのリスクにさらされ、健やかな成長が阻まれてしまう可能性があります。
災害時に子どもを守る最低基準(Child Protection Minimum Standards: CPMS)は、2012年に国際NGOや国連機関などが作成した国際ガイドラインです。災害支援における子どもの保護の質を高めることを目的としており、内閣府の避難所運営ガイドラインでも言及されているスフィアハンドブックとともに、国内外の災害支援の現場で広く活用されています。
CPMSを知ることは、災害支援活動において「子どもを守る」視点を組み入れるために重要です。子どもの発達段階やジェンダー、障害の有無などに応じた支援や、子どもに対する暴力を予防する取り組みを計画・実施することで、緊急時にリスクにさらされる子どもたちを守ることにつながります。
CPMS推進ネットワークでは、CPMSをより多くの方に知っていただくために、わかりやすい動画を制作しました。
1. 5分で分かるCPMS紹介動画(CPMSの成り立ち、構成、活用者の声を紹介)
https://www.youtube.com/watch?v=IKIfMCYqS2s
2. 事例で学ぶCPMSハンドブックの使い方(大雨により被災した中学生のまもる君を例にCPMSの活用方法を紹介)
https://youtu.be/PVsGdXg0OZg
さらに詳しく知りたい方は、CPMS推進ネットワークのウェブサイト(https://sites.google.com/view/cpmsnetwork-japan-com/)から研修開催情報をご確認ください。講師派遣をご希望の方は、以下のお問い合わせ先までご連絡ください。
災害時に子どもを守る最低基準(CPMS)推進ネットワーク
メールアドレス:cpmsnetwork@googlegroups.com